強引我道



我々が自己の好む所に熱中するときはほとんど無意識である。
自己を忘れ、ただ自己以上の不可思議力が独り堂々として働いている。
このときが主もなく客もなく、真の主客合一である。このときが知即愛、愛即知である。
(『善の研究』より)